
下段左から、井上さん(PC Chair)、蟹江さん(担当PC)
Day3(1/19) 13:30~14:30に開催される「自動化、AI、その前に、あなたのネットワーク見えてますか?」の発表者の
・シスコシステムズ合同会社の鎌田さん
・Splunk Services Japan合同会社の池永さん
から、コメントを頂きましたので、以下にご紹介をさせていただきます。
応募したきっかけ
今年のInteropのShowNetでは、Splunkを用いたネットワークの可視化に取り組んだことがきっかけになりました。
ネットワークは刻々と複雑化しており、その可視化はさらに複雑で難しいテーマとなっています。ネットワークの可視化においては、障害発生時のTrapを取得するだけではなく、事前の変化を捉えて予兆分析を行う方法、また障害時の影響範囲を事前に観測する手法については特に難しくどうすれば実現できるのか今後も考えていくことが必要なテーマだと思います。
今回は具体的な障害事例や、それらを解析し改善する策を共有することで、これらの可視化を実現していくために、参加者との議論の機会を得ることを期待して、このプログラムに応募しました。
アピールポイント、議論したいこと
SyslogやSNMP trap、Telemetryなど、ネットワークの可視化に関する技術は充実してきており、JANOGでもこれまで様々な発表がされてきましたが、一般的に、ネットワークデータの保存方法や、どのようなデータを取得すればよいのかについて困っている方も多いと思います。
本プログラムでは、ネットワークの可視化の原点に立ち返り、実際に使用されている可視化手法について振り返ります。さらに、非構造化データや他のデータとの関連付けによる解析方法や、以前のJANOGでも発表させていただいたような最新技術を用いたネットワークの可視化手法についても紹介し、実際に障害が起こった際の事例をデモを交えて紹介します。
また、実際の事例から今後の可視化について必要とされることを考察した内容を発表する予定です。
議論のポイントとしては以下を考えています。
- ネットワークの可視化ってEnd-to-Endのトポロジを書くことじゃないですよね?
- 理想的な可視化に対する答えをお持ちですか?
- 可視化に対するモチベーションとハードルについて
- 可視化ツールに対して期待すること
特に、上記にも記載しましたが、事前の変化を捉えて予兆分析を行う方法、また障害時の影響範囲を事前に観測する手法については、どうすれば実現できるのか今後も考えていくことが必要なテーマだと思います。
JANOG53の参加者への期待
上記のように議論が重要なテーマだと思います。
どこまでやればよいのか、明確なゴールの設定ができない話でもあるので、運用者としての課題など我々の視点からは見えないところも含めて、ぜひ積極的な議論をお願いしたいです。