概要
APNを使った分散DC環境でkubernetesクラスターを構築するときに、外部からのアクセスが課題となります。
- デフォルトのサービスリソースであるClusterIPではトラフィックを各ノードのPODへロードバランスするが、外部からアクセスできない。
- NodePortでは外部から各ノードの IPアドレスでアクセスできるが、ノードが落ちると該当ノード宛のトラフィックはアクセスできなくなる。
- 分散DC環境下ではLoadBalancerをデフォルトのままでは使えない。
- 分散DC環境下ではPODが各DCに分散されるので、サイトを跨いだヘアピニングが発生するなど、それに起因した課題が発生する。
これに対して私たちは、
- VXLAN/EVPNネットワークとkubernetesネットワークのルーティング統合
- VXLAN/EVPNネットワークによるPOD位置の捕捉
などを考慮しkubernetesネットワークとVXLAN Multi-siteネットワークを統合することで、1.から4.の課題を解決しながらAPNバックボーンに流れる不要なトラフィックを除去しました。
その内容について紹介します。
議論ポイント
- オンプレでkubernetesクラスターを構築する場合、外部からのアクセスへの対応はどうしていますか。
- CNIプラグインは何に重点を置いて選定していますか。
- DCをまたいだkubernetesクラスターを構築したときに注意した点は何ですか。
場所
IIJホール (天平ホール)
日時
Day2 2024年7月4日(木) 14:15~15:00(45分)
発表者
芳 政信
西日本電信電話株式会社
吉谷 玲奈
エヌ・ティ・ティ・データ先端技術株式会社
公開資料
【発表資料】APNを使った分散DC環境でkubernetesネットワークとVXLAN Multi-siteネットワークを統合してみた
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#janog54-k8s-vxlan-apnを使った分散dc環境でkubernetesネットワークとvxlan-multi-siteネットワークを統合してみた
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