奈良にはたくさんの観光スポットがあります。ぜひ訪れてみてください。特に世界文化遺産「古都奈良の文化財」8箇所は奈良市中心街にあり訪れやすいです。
奈良公園エリア
東大寺
東大寺は、華厳宗大本山である日本の仏教寺院であり、その象徴的な大仏殿には高さ約15メートルの巨大な盧舎那仏(るしゃなぶつ)があり、日本最大の木造建築として有名です。大仏殿は午前7時半から拝観できます。世界文化遺産「古都奈良の文化財」の1つです。
春日大社
奈良時代に建築された神社で東大寺と並んで歴史的名所です。美しい朱塗りの社殿や、参道に並ぶ無数の石灯籠と鉄灯籠が神秘的な雰囲気を醸し出しています。世界文化遺産「古都奈良の文化財」の1つとなっています。この神社は、自然と調和した神道の世界観を体現しており、奈良の緑豊かな環境の中で神聖な空気を感じることができます。また、春日大社の神域には、多くの野生生物や植物が生息しており、自然観察も楽しめます。毎日午前8時50分頃から朝のお参り(朝拝)が行われています。神職の指導もあるので、興味がある方は参加してみてください。
奈良公園
奈良公園は、美しい自然と歴史的な名所が融合した広大な公園で、多くの鹿が自由に歩き回る姿が特徴的です。これらの鹿は、「神の使い」として古くから保護されており、人懐こい性格で親しみを感じさせてくれます。また、公園内には東大寺、興福寺、春日大社などの著名な寺社が点在しており、それぞれ歴史的・文化的な価値を持っています。四季折々の風景も楽しめる奈良公園は、心癒されるひとときを提供してくれるでしょう。
興福寺
藤原不比等により開かれた藤原氏の氏寺ですが、主要堂塔の建立の発願は天皇や皇后によるものが多く、造営工事も政府直営で進められました。平安時代以降、たびたび火災にあいましたが、藤原氏の力を背景にそのつど再建されてきました。五重塔は奈良のまちのシンボルとなっており、猿沢池からの眺めは多くの観光客に親しまれています。北円堂(鎌倉時代)・三重塔(鎌倉時代)・五重塔(室町時代)・東金堂(室町時代)の4棟が国宝建造物に指定されているだけでなく、この寺は世界文化遺産「古都奈良の文化財」の1つとなっています。
春日山原始林
1100年以上前に狩猟と伐採が禁止されて以来、春日大社の聖域として守られてきました。国の特別天然記念物に指定されています。春日山原始林を周回する全長9.4kmの遊歩道が整備されており、鬱蒼と繁茂した巨木には心を癒されます。昆虫や鳥類の観察など、自然とのふれあいの場としても素晴らしいです。 一部で並行する石畳の滝坂の道は剣豪の里柳生に通じる旧柳生街道で林内所々に石仏が見られます。また、自然に対する原始的な信仰が発生して以来の日本人の伝統的な自然観と深く結びついて、今日まで伝えられてきた景観であることから、世界自然遺産ではなく世界文化遺産「古都奈良の文化財」に指定されています。
奈良町エリア
元興寺
日本最初の寺院・飛鳥寺(奈良県 明日香村)が平城京に移され元興寺となりました。日本最古の本格的仏教寺院です。飛鳥時代から使用されている本堂・禅室の屋根瓦が見所です。
平城宮跡エリア
平城宮跡歴史公園
平城京の中心であった平城宮があった場所です。ここには宮を構成する重要な遺構が現在も残っており、発掘調査・研究の成果をもとに往時の平城宮の姿を復原しています。この平常宮跡は世界文化遺産「古都奈良の文化財」の1つに指定されています。
西ノ京エリア
薬師寺
奈良県奈良市西ノ京町に位置する薬師寺は、藤原京から遷都された平城宮の近くにあり、奈良時代の仏教文化を伝える重要な寺院です。東塔、西塔、金堂、講堂をはじめとする壮麗な建築物群で有名です。特に三重塔の東塔は、奈良時代の代表的な建築として国宝に指定されています。また、金堂には薬師如来像を中心とした薬師三尊像が安置され、美しい仏像彫刻も見どころの一つです。世界文化遺産「古都奈良の文化財」の1つに指定されています。
唐招提寺
唐招提寺は唐から来日した鑑真和上が、759年戒律を学ぶ人々の修行の道場として創建しました。当初は講堂や経蔵・宝蔵があるだけでしたが、8世紀後半、弟子が金堂が完成させました。その荘厳な美しさは奈良時代の代表的な建築物として広く知られています。豊かな自然に包まれた静かな境内には、平城京の面影をたたえる伽藍や仏像など、数多くの国宝や重要文化財があり、世界文化遺産「古都奈良の文化財」の1つにも指定されています。
郊外
法隆寺
奈良県斑鳩町に位置する、日本で最も古い木造建築物として世界的に知られています。推古天皇15年(607年)に聖徳太子によって創建されたこの寺院は、1993年にユネスコ世界文化遺産に登録されました。
「西院伽藍(さいいんがらん)」と「東院伽藍(とういんがらん)」の二つの主要エリアに分かれており、西院伽藍には、日本最古の木造建築物である五重塔や金堂があり、その壮麗な佇まいは多くの観光客を魅了します。また、金堂内には多くの歴史的な仏像が安置されており、特に釈迦三尊像が有名です。
南都六宗の一つである律宗の総本山です。鑑真大和上が天平宝字3年(759)に戒律を学ぶ人たちのための修行の道場を開きました。「唐律招提」と名付けられ鑑真和上の私寺として始まった当初は、講堂や経蔵、宝蔵などがあるだけでした。8世紀後半に弟子によって金堂が完成したといわれます。豊かな自然に包まれた静かな境内には、平城京の面影をたたえる伽藍や仏像など、数多くの国宝や重要文化財があります。
生駒山
近鉄生駒駅から近鉄生駒ケーブルに乗って生駒山山頂に行くことができます。途中駅には灯籠が並ぶ石畳の参道が有名な商売繁盛に御利益がある宝山寺があり、山頂には生駒山上遊園地もあります。また関西の有名な夜景スポットの1つにもなっています。
特別拝観
俊乗堂(重源上人坐像<国宝>、阿弥陀如来立像<重文>・愛染明王坐像<重文>)開扉(国宝など)
7月5日(金)11時〜16時まで東大寺俊乗堂にて特別拝観が開催されます。
三重塔特別開扉(弁才天供)
毎年7月7日に執り行われる弁才天供では、三重塔を特別に開扉し、塔内に安置されている弁才天坐像の前で法要が行われる特別拝観が行われます。興福寺南円堂を建立する時、弘法大師空海が無事の完成を祈って天河大辨財天社に参籠し、その時に宇賀弁才天を感得して興福寺に窪弁才天として勧請しました。弁才天坐像のお姿を拝見できる貴重な機会です。
観光に使えるお得な切符
奈良公園・西ノ京世界遺産1-Day Pass
1日600円で奈良市内をらくらく巡れるバスのチケットです。ぐるっとバスだけでなく奈良交通バスのフリー区間の乗車ができます。主な観光地はこれ1枚で見て回ることができます。
リアル桃鉄で沿線めぐり
「桃太郎電鉄」とコラボしたリアル桃鉄を東武鉄道と共同開催!実際の電車に乗って駅をめぐりゲームを楽しみます。大阪・奈良編、京都・奈良編があり、近鉄電車の1日乗車券が付いてきます。チケットは駅窓口だけでなくインターネットでの購入も可能です。