概要
BGPはインターネットでネットワーク間の標準的な経路制御プロトコルとして採用されています。
BGPでは仕様上、様々な制御や運用が可能ですが、EBGPではトラブルを未然に防ぐためや暗黙の合意によって、普通はこう使うというお作法のようなものがあります。
この発表では、これまであまり文章に書かれていなかったそのようなお作法を関連するトラブル事例と一緒に紹介し、こうした暗黙の合意について参加者と議論したいと考えています。
議論ポイント
EBGP運用の暗黙の合意には、確かに納得できると思われるものがある一方、どうしても必要ならやっても良いものもあるかもしれません。様々な組織がBGP運用に関わっている現在は、それぞれのネットワーク運用の条件や必要要素を比べて、そうした暗黙の合意をもう一度見直すことも必要だと思っています。
例えばORIGIN属性は流石に使わないけど、相互接続ごとに広報経路を変えるなんてのはまま見かけることもあります。またCDN相手と普通のピア相手では異なるかもしれません。そうしたBGP運用の今を参加者と議論したいと考えています。
場所
第3展示場B
日時
Day2 2025年1月23日(木) 10:15~11:00(45分)