通信設備で発生する生物被害事例と対策について

概要

本プログラムでは、NTT東日本技術協力センタが対応したアクセス系設備における故障事例の中でも、特に生物被害に起因するものに焦点を当てて紹介します。これらの被害事例は、地域や季節、設置環境によって多様であり、単なる設備の経年劣化とは異なる特徴があります。たとえば、野生動物がケーブルを噛み切る、鳥が設備に巣を作ることで通信障害が発生するケース、といった具体例を共有します。また、各事例に対して取られた対策についても詳しく紹介し、同様の被害が今後発生した際の迅速な対応策として役立てることを目的としています。加えて、ここ数年で発生した最新の被害事例についてもデータを共有し、今後の予防や対策に役立てることができるようにします。これにより、同業事業者に類似の問題が発生した際に活用できる具体的な手段を共有します。

議論ポイント

本プログラムでは、JANOGの場において通信業界に従事する多様な事業者、具体的には通信事業者や電力事業者、CATV事業者などの方々と共に、これらの被害事例とその対策について議論を深めることを目指しています。異なる業種間で共有できる課題や、特定の地域・環境における被害傾向についても、知見を交換できる場となることを期待しています。特に、生物被害や災害が及ぼす影響は、地域によって異なるものの、多くの事業者にとって共通の課題であるため、業界全体での対策を強化するための議論は日本の通信インフラに対する国益となるに違いありません。

また、通信設備に限らず、電力設備やケーブルテレビの設備などでも同様の被害が発生する可能性があるため、相互に参考となる対策や技術の共有が重要です。

この場で提案されるアイディアや解決策は、将来的な設備運用の効率化や被害軽減に寄与することが期待できるばかりでなく、日本国のより強固なインフラ運用体制を構築する一助となる可能性もあると考えております。

場所

第3展示場A

日時

Day3 2025年1月24日(金) 14:15~15:00(45分)

発表者

平良 真樹
TAIRA MASAKI
東日本電信電話株式会社
田口 悠紀
TAGUCHI YUKI
東日本電信電話株式会社

公開資料

事前公開資料

通信設備で発生する生物被害事例と対策について(平良/田口)

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