概要
前回のJANOG54では、NTTグループで取り組むDPUを用いたUPFの内製化について発表・議論させていただき、キャリアによる内製の難しさや商用導入の壁、仲間づくりの大切さについて得ることができました。
我々はDPUで内製したUPFの商用化を目指して、下記について検討を進めてきました。本発表を通じて、内製化のあるべき姿や我々が内製化を通じて何を目指しているのか、について議論したいと思っております。
- コミュニティ活動(Open Programmable Infrastructure)への貢献による、仲間づくりの状況と効果
- DPUはNVIDIA BlueFieldだけじゃない!各社DPUの性能比較でわかった違いと使い分け
- 内製品を商用品質に仕上げるために必要なこと、キャリアグレード想定の検証で直面した課題・工夫点
- PoC貧乏にならないために、プロトタイプと商用導入の越えられない壁を打破していくために考えないといけないこと
- 我々はDPUによる内製UPFを使って、今後のモバイル業界をどう切り開いていきたいか
議論ポイント
- コミュニティ活動やOSS化のあり方(オープン化は本当に正しい戦略なのか等)
- そもそもネットワーク装置を本当に内製すべきなのか?ベンダ製品とどう使い分けるか?
- キャリアグレードの要件とは?それに対する試験はどのように実施していくべきか?
- プロトタイプ実装やPoCで終わらないためにはどうすればいいのか?
場所
第3展示場A
日時
Day3 2025年1月24日(金) 10:15~11:00(45分)
発表者
宮本 克真
Katsuma Miyamoto
株式会社NTTドコモ
平井 志久
Shiku Hirai
日本電信電話株式会社