学生スタッフ座談会

JANOG54企画編成委員の川越です。今回はJANOG54の学生スタッフにJANOGへの思いなどを聞いてみました。

というのも、今回スタッフの中で学生の割合がとても大きいのです。テーマが「話しあいで繋ぐインターネット」ですし、せっかくなので座談会の場を設け、学生が思っていることをぶつけてもらいました。ぜひご覧ください!
※ネットワークチーム以外での集計です。ネットワークチームには学生が大勢います!

プログラム委員 企画編成委員 NETCON/ハッカソン委員 合計
JANOG54 3/13 3/13 6/26(23%)
JANOG53 3/11 1/11 NETCON:1/15 5/37(13%)
JANOG52 0/12 2/11 ハッカソン:0/5 2/28( 7%)
JANOG51 2/16 2/15 NETCON:5/16 7/47(15%)
最近の学生スタッフ数推移

スタッフ活動の詳細についてはこちらから。

参加者紹介

プログラム委員(以下PC)

齋藤 脩愉(さいとう しゅうゆ 以下おるも)さん
長崎県立大学の学部4年生。NOCチームも兼任。TKサウンドが大好き。院試準備中。初参加はJANOG51。JANOG52で初スタッフ(Org)、JANOG53とJANOG54ではPC。

中西 陽路(なかにし ひろ 以下しろ)さん
豊橋技術科学大学の修士1年生。セキュリティをメインで研究している。認証系の形式検証に興味がある。初参加は若者支援プログラムでのJANOG53。今回初スタッフ(PC)。

柚山 大哉(ゆやま だいや 以下だいや)さん
慶應義塾大学の学部4年生。Orgの山口さんと同じ研究室。FPGA(Field Programmable Gate Array)であったり、ネットワークを制御するソフトウェアを書いたりしている。初参加はJANOG47、現地初参加はJANOG50。JANOG53で初スタッフ(PC)、今回2回目のPC。

企画編成委員(以下Org)

田畑 陽斗(たばた はると 以下たば)さん
一関工業高等専門学校4年生。まだ研究室には配属されていない。情報分野に関してネットワークに限らず、いろいろ幅広く勉強している。初参加は若者支援プログラムでのJANOG53。今回初スタッフ(Org)。なんとまだ10代。

中屋 飛人(なかや たかと 以下なかや)さん
金沢工業大学の学部4年生。ネットワークとセキュリティが好き。仮想化技術やSDNにも興味あり。こう見えて100kg以上の重量上げ経験者。初参加は若者支援プログラムでのJANOG53。今回初スタッフ(Org)。

山口 泰平(やまぐち たいへい 以下taihei)さん
慶應義塾大学の学部3年生。PCのだいやさんと同じ研究室。MEC(Multi-access Edge Computing)やモバイル関連をやっている。JANOG54が初参加だが、初スタッフ(Org)。

JANOG54実行委員

相原 一輝(以下あい)さん
JANOG54の企画編成委員長。全国のデータセンターを飛び回っている。インフラ周りを手広くやっている。

川越 真二(以下ごえ
今回の企画・進行。普段は大学でITシステム運用を行っている。JANOGに学生がもっときてほしいなとずっと思っている。

上段:あいさん、ごえ、しろさん
中段:なかやさん、たばさん、おるもさん
下段:taiheiさん、だいやさん

JANOGを知ったきっかけ

ごえ:JANOGを最初に知ったきっかけはみなさん何でしょうか。

しろ:私の知り合いがJANOG51のNETCONのスタッフをやってまして、その方からこういうイベントあるんだけど興味ある?とご紹介いただきました。JANOG52はタイミングが合わなかったのですが、JANOG53で参加できました。

JANOG53懇親会での若者支援紹介より(しろさん)

たば:私はXのタイムラインで流れてきたのをたまたま見て知ったからです。Xでネットワークやサーバー界隈の人はフォローしていて、タイムラインにJANOG関連のことが流れてきていました。

ごえ:周りであまりJANOGという話題は出てこないのでしょうか。

たば:学校ではインフラに興味ある人があんまりいないっていうところもあって、出てこないです。

ごえ:そういう状況で、なぜインフラに興味を持ったんですか?

たば:IPアドレスって面白いなと思ったのと、ルーターを触る機会があり、徐々に興味を持って行ったっていうところですね。

JANOG53懇親会での若者支援紹介より(たばさん)

なかや:僕はJANOGを最初に知ったのが大学のネットワークサークルやセキュリティサークルです。そこでJANOGってのがあるよってのを聞き、自分で調べみて詳しく知ったのが最初ですね。参加したいなと思ってたんですけど、なかなかあんまり予定が合わず、JANOG52も参加したかったのですがやっぱりだめで、初めて参加したのがJANOG53でした。

JANOG53懇親会での若者支援紹介より(なかやさん)

おるも:僕はJANOGを知ったきっかけは大学の授業です。うちの大学にはJANOGの運営委員もされている先生がいるんですが、学部2年生の時、その先生の授業でJANOGっていうものを知りました。実は次回のJANOG52でうちがホストやるんだよっていう話もされてで、面白そうですね!って雑談していたら試しに行ってみたら?って言われたことが凄く大きかったですね。実際にJANOG51に行ってみていろんな人と話ができてすごく楽しかったっていうところがあって、それ以降QUNOGとかの地域NOGもそうですし、JANOG52もそうですけど、いろんな場所に顔を出しているという感じです。

JANOG51は寒かったけど、空気がおいしかった
JANOG52での初Orgスタッフ恒例の会場諸注意です(おるもさん)

だいや:僕は大学に入る前から登大遊さんという方を尊敬してまして、JANOG47で登さんが「けしからん連合ネットワーク」へようこそっていうプログラムをやるということをSNSや人から聞いたりして知り、それを聞くために参加したってのが最初のJANOGになります。

ごえ:JANOG47は完全オンラインの回でしたね。そこからは毎回参加されてますか?

だいや:そうですね、毎回参加登録は行って、聞きたいプログラムあったら聞いてっていうのがオンラインの時はそんな感じで、それからはだいたい現地参加しています。

ごえ:現地参加するには時間だけでなく金銭も必要だとは思いますが、どうされていますか。

だいや:僕は全部自費で行ってます。アルバイトで稼いで行ってるって感じで。

ごえ:自費ってすごいですね。研究室の先生にはなかなか相談しづらいでしょうか。

だいや:うちの研究室は100人ぐらいいまして、学生にJANOG行っていいよって言っちゃうと大変になっちゃうのかな?と思っています。前回のJANOG53では発表もしたんですけど、やっぱりアカデミックな場とは少し違うのかなと思い、先生に研究費から出してもらうということをお願いしたことはないです。

ごえ:そうなんですね。同じ研究室のtaiheiさんも同様でしょうか?

taihei:僕もJANOG54は自費で行く予定です。IETFにはWIDEプロジェクトの奨学金で行かせていただいたんですけど、JANOGはまた違うところなのかと。自費で参加してみるっていうのも、自分を追い込むというか意識が高まるのでよいんじゃないのかな、とは個人的には思っています。

スタッフだけでなく、NOCにも興味あり?

ごえ:JANOGに参加するだけでなく、JANOGのスタッフをやってみようと思ったきっかけを聞こうかなと思ったのですが、気になったのが、今回NOCがあったじゃないですか。もしNOCの募集が先にあったらNOCの方に参加したいと思いましたか?ということです。今回スタッフ募集が先にあったので遠慮したっていう方もいらっしゃるかもしれないんですけど、どうでしょうか?

おるも:すごく聞きたい。(おるもさんはNOCメンバーでもあるため)

なかや:NOCにもちょっと挑戦したいなとは思ったんですが、Orgと両立できるかなと少し思いました。他の人と比べてあまりネットワークの知識がめちゃくちゃ詳しいっていうわけでもなく、Orgでも初めてのことがいっぱいあると思い、Orgに専念したいなと。でもやっぱり挑戦してみたかったなというのはありますね。

ごえ:NOCとの両立はどうでしょう、大変ですか?

おるも:大変じゃないと言うと嘘になりますけど、やっぱりそれなりの楽しさと苦労のしがいはありますね。体力にすごく余裕のある方はおすすめなんじゃないかなって思います。

なかや:やりがいとか楽しい部分ってどういったところですか?

おるも:やりがいとしては、ネットワークに触れられることです。先ほどネットワークの知識が…という話がありましたが、そういうことは全然気にしなくてよいと思います。初心者でもWelcome!な感じなので、気兼ねなくNOCに参加できるかなと。あと、あんまり人が多すぎると逆に話せないってこともあると思うんですけど、そういう意味では限られたコミュニティというか、その中でコミュニケーションできるというの楽しさもありますね。

ごえ:NOCではどこのチームにいるんでしたっけ?

おるも:バックボーンのリーダーです。毎日地獄のような調整に襲われてますね(笑)。

たば:NOCではないのですが、実は明日(※座談会は2024年6月7日に開催しました)からInteropのShowNetのSTMとして参加するんです。NOCも本当はちょっとやってみたかったなっていうのがあったんですけど、Orgの方が先に募集があり、迷ったのですが、Org1本に絞ったっていうところはありますね。

※このあと実際のNOCの活動について他にもいろいろ盛り上がりました、活動の話が直接聞けるのはいいですね。今度STMの活動についても聞いてみようと思います

この写真を見てワクワクするあなた!NOCに向いてますよ!by おるも

おるも:みなさんに聞いてみたいのですが、大学でネットワークに触れますか?というのも、学生でルーターやスイッチを触れるっていうか触ったことがある人って言葉よくないですけど変人だと思っていて、そういう奇抜な人ってどれぐらいいるんだろう?って。ネットワークに触れるきっかけとか聞きたいですね。

なかや:僕は大学からパソコンを触り始めたぐらいで、本当にゼロから大学でスタートしました。サークル内で情報共有のLTの場があり、そこでネットワークのこと喋ってる人がいて興味がわき、勉強してみようかなと。ワイヤーシャフトとか触ってみると今まで目に見えなかったのが見えることがすごく面白いなと思って、そこからネットワーク構築やってみようかなっていうので、まずはシミュレーターでやっていきました。ただ、シミュレーターだけではちょっと物足りないなと感じ始めて、ルーターとかスイッチとか安いやつを買って家でやってみよう!みたいな形で触り始めましたね。

ごえ:ルーター買ったんですか。

なかや:買いました!

ごえ:そうですよね。だいたいこの業界の人ってルーターとスイッチ買うんですよ。

あい:私も昔買いましたね、学生時代に。オークションに出回っているのものを。

なかや:できるだけ安く買うためにいろいろ探しました。それが1年の終わりぐらいですね。2年生ぐらいから家で触り始めたという感じです。

たば:私も家にあります。あとはソフトウェアのルーターも結構使ってますね。VyOSをよく使っています。

taihei:私も家に導入したくてR86SやVyOSを入れるとかでもいいのかなとか思ってるんですが、おすすめのものが何かありますか?

たば:おすすめというとどうですかね。VyOSは色々使えて、しかも無料なのがいいのかなと思ってますね。

だいや:ルーター作ってみたらどうですか?私はソフトウェアルーター作ったりしてるんですけど、バケットをどうやって受け取るかなどめちゃくちゃ奥が深いんですよ。XDPだったりDPDKだったり、いろんな手段を考えられて楽しいので、ルーターは作ってみるというのが私からのおすすめです。

なかや:ルーター自作の本とかありましたよね。

だいや:はい、あります。

なかや:途中までやって挫折した記憶がありまして、これを機に再開してみようかなと思いました。

だいや:私雑誌で記事を書いてまして、単行本も出したいなって思ってて、もしよろしければレビューとかしていただければ嬉しいですね。

なかや:レビューしたいですね。

たば:レビューしたいです。

だいや:ぜひぜひよろしくお願いします。

※大人のみなさんもおすすめのものがありましたら若者にお勧めください!

ごえ:大学のネットワークはITシステム部門が管理しているのでなかなかそこの基幹スイッチをなかなか触ることはないだろうなと思いますし、大学にもASはありますが、BGPを触るとかなかなかないと思うので、学生のうちにそういう機会があるといいなと思います。おるもさんはよくやってるなっていう印象です。

おるも:AS運用がとても楽しいですね。ちょっとヒヤッてする場面も何回か見ますけど楽しいです。

学業との両立は大変?

ごえ:おるもさんがJANOGスタッフとNOCの両立はばっちりだ!という話をしてたんですが、学校との両立に関してはどうでしょうか。

なかや:僕は今学部4年なので研究室に配属されて、もう授業がほぼないんで普通に問題なくできてます。就職も決まってるので。

ごえ:そう、4月5月は就活で忙しいんじゃないかな、でもスタッフ活動も大変じゃないかな?と、その辺どうされてるのかなって。

なかや:僕は全然大丈夫でした。就活も早く終わっていて、もう応募の時ぐらいにはほぼ終わっていました。なので今は本当に楽しんでるって感じですね。

ごえ:たばさんは今テスト期間なんですか?

たば:テスト期間ですね。中間テストがあります。4年生になってから公式の中間テストはなくなったんですけれども、中間テストをやる授業が何コマかあります。あとはシステムを作ろうみたいな授業が通年でありまして、その企画書のを考えるという課題もあり、今が少し忙しいですね。

しろ:研究と授業と就活とこれは外せない3つなんですが、これらとの両立プラスアルファでSecHackもやっているのでSecHackとJANOGのスタッフなど色々掛け持ちしてて時間管理が大変だというところです。

ごえ:JANOGは7月と1月に開催されますが、学生はこの時期テストなどもあり忙しい時期ですよね。7月はまだテストだけかもですが、1月は卒論修論もあるなあと。

だいや:うちの大学でもJANOG行ってる人結構いるんですが、中にはJANOGにどうしても行きたかったからJANOGに行って、そこからオンラインで卒論発表をしたっていう偉大な先輩がいます。日程は被りやすいのかなと思ったりします。

おるも:前回のNOCでも修論書きながらやってる人がいましたね。

しろ:懇親会でその方にお会いしたのですが、修論終わったんですか?と聞いたらやっと終わりましたって言ってましたね。

ごえ:JANOGへの参加はおそらく授業が公欠扱いにならないのではないかなというのが心苦しいところでもあるんですよね。JANOGは学会ではないし大学に説明しづらいだろうなとは思っています。

しろ:前の大学では先生が理解ある人で公欠にしてあげるよということでなんとかなってました。

たば:私もスタッフとしてなら公欠になるって事で今回は良かったです。

だいや:うちの大学は公欠の規定がとっても厳しくてですね。実はカンファレンスもダメなんですよ。研究室の先生の授業だったら配慮はしてくれると思うんですけど、ネットワークに関連のない先生には、JANOGがあるんでっていうのはなかなか言いづらいところはありますね。

他コミュニティにも参加してる?

ごえ:みなさん他のコミュニティで活動をされてたりもしますか?おすすめのものがあったらぜひ。

taihei:IETFはおすすめですね。刺激的というだけではなく、知り合いも増えるかなと。

ごえ:英語はもうばっちりって事ですか?

taihei:大変です、全然ですよ。普通にコミュニケーションしたりとか論文読んだりとかぐらいです。でも英語しゃべれないとコミュニティの輪に入れてもらえないので、必死になってます。

ごえ:だいやさんもIETFに参加してますよね。

だいや:僕は何回か参加させてもらっています。インターネットドラフト一つ書いてそれを持っていってみたんですけど、IETFはやっぱり難しいなとは思いましたね。トランスポートレイヤーのドラフトを書いていったんですが、皆さんそれぞれ強い考えを持っていらっしゃいます。その方々とコミュニケーションするためにはかなり強い英語力がないと難しくて、なかなか大変な思いをしましたね。でもまだまだIETFは関わっていきたいなと思ってるので、これからも参加予定です。

ごえ:ドラフトを書くのはすごいですね。RFCにはなったんですか?

だいや:いやできていないです。RFCにしたいですし、標準化には関わっていきたいなと思ってるんですけど、どうしても旅費が高いんですよね。スポンサーを探してるっていうところでもあります。

taihei来年のバンコクだったら自費で行けるんじゃないかなと思ってたりもするんですけどね。

ごえ:学生の時からIETFに参加するだけじゃなく、ドラフトも出すなんて私が学生のころは考えもしませんでした。書きたいなと思ったきっかけはなんでしょうか。

だいや:そうですね、今トランスポートのワーキンググループで UDP Optionsっていうホットな話題があるんです。UDPにオプション領域を持たせるっていうドラフトがあって、それを横浜の時に話を聞きました。それからWIDEプロジェクトが奨学金を出してくれるって事になって、せっかくそういう奨学金で行くんだったら何か書きたいなと思って。その時考えてこういうのがいいんじゃないか?っていう提案をしたっていうのがのきっかけになりますね。

なかや:私はトラブルシューティングコンテストのスタッフをやっています。今度合宿があるみたいで楽しみにしています。

ごえ:トラコンのスタッフは何人ぐらいいるんですか?

なかや:全体は分からないのですが、今回学生スタッフが多いとも聞いています。

おるも:僕はJANOGがきっかけでwakamonogの再立ち上げを行い、活動しています。あとは他の地域NOGにちょっと登壇したりとか、なぜかChuNOGが多いですけど。

wakamonog再立ち上げの場所です、気軽に参加してくださいね!

現在のスタッフ活動について

ごえ:スタッフはPCとOrgに分かれて活動されていますが、Orgだとたばさんとなかやさんは、すごく積極的なんですよね。今までこんなに積極的な初スタッフいたかな?という勢いでガンガン進めてもらっていて。テンポよく進んでるなぁと思って。

なかや:どちらも初スタッフですね。

たば:そうですね、前回の若者支援でちょっとお話しさせていただいたかぐらいですよね。こんなに話をしているのはスタッフになってからです。

ごえ:すごくいい感じなので、ぜひ積極的に進めていただけたらなと期待しています。PCだと他の方と相談して進めるとかあまりないのかなあとも感じたりしてます。

しろ:PCチェアと相談することはありますが、活動の中で他のPCの方々とそこまで相談をしないかもですね。

おるも:PCはどちらかというと登壇者とのコミュニケーションの方が多いですね。Orgの活動を見てるとみんなでワイワイしてるなと思ったりはします。

だいや:PCは登壇者とのコミュニケーションが取れるとことは魅力だと思います。ただ、打ち合わせがないのもありまして、それが少し寂しいなと思っているところです。

おるも:登壇者とのコミュニケーションという観点ですが、しろさんはBAKUCHIKUの担当じゃないですか。このプログラムは登壇者には若い人もいるんですが、やり取りするうえで安心感とかってあったりします?私は登壇者の年齢が高いと緊張することはあるんですけど。

しろ:そうですね、登壇者が年上だと緊張しちゃいますね。メールを送るのにもこれでいいのかな?と自問自答しながらという感じなのですが、登壇者が同世代だと何か失敗しても許してもらえるかな?というのは感じます。

ごえ:Orgでも登壇者だけでなくPCとのコミュニケーションの一つとして、プログラムインタビューがあるのがいいなとは思うんですよね。

なかや:私はインタビューは昨日1つありました。

ごえ:どうでした?

なかや:初めてだったというのもありますが、かなり緊張しました。でも担当PCの方にもいろいろサポートしていただいて、なんとか終わったって感じですね。

たば:僕は6月の中旬から下旬にかけてというところです、楽しみにしています。

ごえ:大人側はそこまで気にしてないと思うんですけど、相手が大人だからということに限らず敬意をもって話をしていただければいいのかなと思っています。

taihei:すみません、次の予定がありまして、このあたりで失礼します!

みなさん:はい、お疲れ様でしたー!またー!

※taiheiさん退席 )ノ”

JANOGに期待していること

ごえ:JANOGに期待していることはありますか?

なかや:前回参加して思ったのが、やっぱりJANOGのいいところって、議論の場がめちゃくちゃ設けられているところかなと。なので、この環境をより良くしていきたいなとは思ってますね。例えば学生はJANOGの中では人数も少ないっていうのがあり、学生の中には自分から話しかけに行きづらいなという人もいると思うんです。そういう人でもたくさん話せるというか、そういった場にしていきたいなということは考えていました。スタッフとして、そのお手伝いができるのはとても嬉しいです。

たば:今回なかやさんと一緒にランチ企画を担当しているんですが、参加人数が多くなってきたので、本会議の時に話しかけづらいのかなと。懇親会はありますけれども、少人数で集まる機会があるといいのかなって思っているところですね。

しろ:JANOG53に若者支援で参加してみて、初心者向けというかネットワーク始めたての人にも面白いと思ってもらえるような話があるといいなというのがあります。JANOGを楽しみにして来たはいいけど何も分からず、結局JANOGなんかよく分からなかったなで嫌いになったらもったいないですし。難易度のようなものがつけれたらなあというのは思ってます。

だいや:意気込みになるのですが、ソフトウェアに関して運用だけじゃなくて作るっていう方にもフォーカスできるといいのかなって思っています。自分で何か作る系を増やしていきたいなっていう思いでJANOGスタッフに参加しています。

おるも:アンケート結果でも出ていることなんですが、年々JANOG参加者の年齢層が高くなっているので、若者が増えるといいなあと。もっとJANOGに若者が気軽に来れる場になってほしいなあと思っています。

ごえ:そうですね、若者がもっと参加してくれるといいなあとみんな思ってると思います。その点でwakamonogはいい取り組みだなあとは思いますが、JANOGに若者が参加しづらい、気軽に話ができないからということで、wakamonogとJANOGが分断されちゃうのはもったいないなあと思いますので、うまく融合できるといいですよね。JANOGにどんどん参加してほしいなと。
今回のように学生の皆さんがスタッフとして参加してくれてるのはとてもいいことですし、ありがたいことだなと思うので、周りの方にJANOGに参加することを伝えてくれるアンバサダーとしても、とても期待しています。

ごえ:だいやさんはJANOG53で発表されていましたが、他の皆さんはJANOGで発表したいと思いますか?

なかや:将来的にはやってみたいなと思ってます。

おるも:私も何か発表したいなあと思ってネタを集めていることろです。

最後にひとこと!

ごえ:では最後にひとことお願いします!

おるも:JANOGのスタッフをやらないと見えてこない楽しさっていうのはいっぱいあると思うので、ぜひスタッフにもトライしてください!

しろ:まだ一ヶ月ぐらいありますが、引き続きよろしくお願いします。

だいや:JANOGのスタッフを学生のうちにやると、JANOGのスタッフの大人とも喋れて、運営委員とも喋れて、夜は一緒に飲みに行けたりだとか、そういったところでしか経験できないものもあるんじゃないかなと思います。なのでぜひスタッフをやってみてください!

たば:スタッフは学生でも全然問題なくできるので、日程が合えばどんどんチャレンジしてもらうといいかなと。はじめましての人とも交流できることがJANOGの醍醐味であったりすると思いますので、ぜひよろしくお願いします。

なかや:スタッフというかOrgがとても楽しいので、ぜひOrgに応募してください!

ごえ:みなさまありがとうございました!

いかがでしたでしょうか。学生の率直な意見や熱い議論が交わされている場面もあり、私も座談会中ずっと熱い気持ちになっていました。

私がJANOGに参加したのは社会人になってからですが、学生のときからJANOG(だけでないですが)に参加したり、スタッフとして参加しているのは凄いなと心の底から思います。彼らから刺激をもらいつつ、奈良で熱い議論ができればとも思いますので、ぜひみなさまもご参加ください!彼らも奈良で待っています!

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