Day2 (2024年7月4日(木)) 14:15~15:00にIIJホール(天平ホール)にて開催される「APNを使った分散DC環境でkubernetesネットワークとVXLAN Multi-siteネットワークを統合してみた」の発表者の芳政信さん(西日本電信電話株式会社)と吉谷玲奈さん(エヌ・ティ・ティ・データ先端技術株式会社)に、本プログラムについてお話を伺いました。
応募したきっかけ
NTT西日本は事業サービスを提供する会社でありますが、最新の技術を取り入れながら、次世代ネットワークをデザインしています。そこで検討していることの一部を紹介し、議論したかったからです。
アピールポイント、議論したいこと
APNを使った分散DC環境でKubernetesクラスターを構築するときに、デフォルトのサービスリソースであるClusterIPでは外部からアクセスできないなど、外部からのアクセスが課題となります。
私たちは、前回のJANOG53で「All-Photonics NetworkをバックボーンにしてEVPN Multi-Site architectureで分散DCを構築してみた」について発表しました。そのネットワークを活用しKubernetesを構築するにあたり、VXLAN/EVPNネットワークとKubernetesネットワークのルーティングを統合しました。それにより、APNバックボーンに不要なトラフィックを流すことなく外部からのアクセスを可能にしました。
プログラム概要にも記載していますが、議論したいポイントは次の3つです。
- オンプレでKubernetesクラスターを構築する場合、外部からのアクセスへの対応はどうしていますか。
- CNIプラグインは何に重点を置いて選定していますか。
- DCをまたいだKubernetesクラスターを構築したときに注意した点は何ですか。
JANOG54の参加者への期待
オンプレミスでのKubernetesクラスター構築や、運用での課題を聞かせてほしいです。