JANOG54企画編成委員の尾髙です。
Day3(2024年7月5日) 15:15~16:00に開催されるプログラム「技術的負債と向き合い、ネットワークアーキテクチャの改善とモノの管理、コスト構造の見直しに取り組んだ話」について、発表者の見崎 徳仁さん、佐藤 慶一さん(株式会社IDCフロンティア)にお話を伺いました。
左上:富永(担当プログラム委員)、左下:尾髙(企画編成委員)、右上:見崎さん、右下:佐藤さん
本プログラムで議論したいポイント
- ネットワーク機器のライフサイクルが短くなる一方で、固定資産の減価償却期間が長い問題にどう対応していますか。
- エンジニアはどこまでサービス原価の算出・見直しに関わっていますか。
- 機器等の物の管理(資産や数量等)を正しくできていますか。またどのような仕組みで実現していますか。
どんな見直しに取り組まれましたか
見崎さん、佐藤さん:使用していたコアルータ10台程度をより適しているものへリプレースしました。
これにより、最終的には原価コストを下げつつキャパシティを増加させることができました。
また、新しい取り組みとしてNetBoxを導入して物の管理を始めました。
見直しを行った際に大変だったことはありましたか
見崎さん:1年間でやりきる必要があったこと、リプレースに伴う複数の環境においてのネットワーク構成変更、リプレース後に捨てることになった元々のルータに簿価がかなり残っていたことでの社内の経営層への説明等が大変でした。
同じような悩みを持つ方へ一言お願いいたします
見崎さん:正解はないけど、諦めず・手を止めず継続して根気よく対応する心構えが必要。
佐藤さん:技術的な負債を貯めないために、俗人化にならないよう定めたポリシー等は残してほしい。