概要
近年で、IT業界だけでなく様々な業界でDX化が叫ばれるようになってきた。
本学でもDX化が中期計画に盛り込まれ、DX化を進めるためにRPAツールを試験導入した。一方で、ネットワークやサーバの作業を行った時やサーバやネットワークを停止した後の動作確認のため、数十項目以上に及ぶ動作試験を数人で手分けし数時間かけて実施していた。試験の内容はメールの送受信・Web閲覧や認証に関する内容など多岐にわたっている。ネットワークやサーバを停止する作業は休日や深夜が多く試験にかけられる時間も人出も限られるため、負担が大きかった。
そこで、試験の(一部)自動化を目指すことにした。これまでのJANOGでもZTPや運用自動化について多くの議論がされてきた。しかし、RobotFrameworkを使ったり、管理用のアプリケーションを自作する必要があったり、必要な知識・スキルが多くハードルが高い。当初、RobotFrameworkを使って自動化することを検討したが、SSOを使ったWebアプリが多く、画面遷移に追従するのが難しかった。
そこで、今回は、事務作業を自動化するために試験導入されたRPAツールを活用することにした。本学が試験導入したRPAツールは、Windows上でマウスやキーボードの操作を記録・再生できる。この機能のおかげで、非常に簡単に試験を自動化することができた。
RPAツールは事務作業の自動化に大きく貢献するものであるが、NWエンジニアも使い方次第で、普段の運用・試験の自動化ができることがわかった。
場所
IIJホール (天平ホール)
日時
Day1 2024年7月3日(水) 17:00~18:00(1時間)
発表者
秋山 剛志
京都工芸繊維大学
山岡 裕美
京都工芸繊維大学
公開資料
NWエンジニア的RPAの使い方 -作業・テストの自動化を考える-
プログラム紹介
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