概要
BGPの運用において、意図しない経路の広報と受信を適切にフィルタし制御することはインターネットオペレーターにとって古くから当たり前のことであり、その運用ノウハウは広く共有されています。
本発表では、インターネットの経路送信元検証のために生まれたRPKIのテクノロジーをデータセンターネットワークに適用するLINEヤフーの例を元に、インターネットの運用ノウハウがドメインを超えてどのようにデータセンターで活用されるかを紹介します。
BGPの送信元検証という共通の技術課題をテーマに、運用者に優しく今後のネットワークの安定運用の未来を目指して、ネットワークのドメインや立場を超えた議論ができればと考えています。
議論ポイント
・BGP in DCでの経路フィルタの必要性
・何を信頼するのか – 信頼の元となるデータ
・RPKI導入の障壁
・RPKIの実装差異や運用で困ったこと
・代替になりそうな技術について
・RPKIへの期待と課題
場所
第1展示場A
日時
Day2 2025年1月23日(木) 13:30~14:30(1時間)
発表者
坂本 要
sakamoto kaname
LINEヤフー株式会社
公開資料
RPKI in DCの運用から見るBGP送信元検証の課題と未来(坂本)