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JANOG








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■ 理想郷とエイサー ■

あけましておめでとうございます。年明け最初の沖縄豆知識は、ニライカナイとエイサーです。


ニライカナイとは、琉球列島各地に伝わる理想郷のことです。島国の琉球には、貝や魚達、時には異国文化の道具などが浜辺に打ち上げられることも多く、島人はそれらを海の彼方に住む神々の地からやってくるものと考えたのでしょう。

『おもろさうし』など祭祀歌謡集では、ニライカナイは東方の彼方にあり、神が住み豊穣や生命の根源があるところとされています。ただ、海の彼方からは害虫や疫病もやってくることから、必ずしもニライカナイがただの理想郷と考えられてきたわけではないようです。

人は、人の子としてニライカナイからやってきて、死者はニライカナイへ帰ってゆく。沖縄の人たちはみないつかニライカナイへ帰ってゆくのでしょう。

また、ニライカナイからは、年の初めに神様が琉球にやってきて豊穣をもたらし、年末にまた帰ってゆくとされています。
琉球の神様も我々同様に、ちょうど仕事始めなのかもしれませんね(^^


ニライカナイへ帰っていった祖先が年に一回現世に還ってくるお盆の季節。祖先の霊を見送る盆の送りに若者たちが賑やかな歌と囃子に合わせ、太鼓を持って踊り練り歩くものをエイサーと言います。

その歴史は古く、念仏踊りをベースに15世紀末には踊られていたと考えられています。
このエイサー、数十人が太鼓を叩きながら一斉に身体をひねる、しゃがむ、飛ぶ、回転するといった躍動的かつ勇壮なもので、エイサーを舞う人たちの周囲は熱気に包まれ、見る者をきっとわくわくさせずにはいられません。

せっかくの機会、本場のエイサーを是非観てみたいものですね。

日時: 2007年01月07日 12:00|

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