JANOG54企画編成委員の浅見です。5月31日にJANOG54のプログラムが公開されました!
今回は50件を超えるプログラム応募がありました!プログラム委員による事前採点を元に、各プログラム委員がタイムテーブルを考えてプレゼンを行い、投票を行ってJANOG54のプログラムタイムテーブルが決定しました。
採用されたプログラムタイムテーブルを考案した最強の人、プログラム委員の立松(matsu)さんにお話を伺いました。

浅見(以下、浅):自己紹介をお願いします。
立松(以下、matsu):立松です。BBIXでインフラエンジニアをやっています。JANOGスタッフは5回目です。JANOG49で初スタッフ参加しています。最強の人は2回目の獲得です!プログラム委員1本でやってきております!
浅:今回のプログラムタイムテーブルのポイントを教えてください。
matsu:まずは2日目です。今回のプログラム応募の特徴として、AI系がとても多かったです。今まであまり応募のなかった分野でしたが、今回は熱いぞ!ということで、2日目の大ホールは全部AI系でまとめました。一件は、LLMに関わる親和性の高いネタが別々の発表者から申し込みがあり、パネル形式で統合するなども可能なスケジュールに組み上げました。
一方で、2日目には競技系イベントネットワーク、仮想化基盤収容NW、英語プログラムも採用しています。終盤には、懇親会で盛り上がれそうなプログラムを集中的に配置するなど工夫もしています。
見所としては、3日目も飽きないような構成でプログラムを固めています。ワイワイ系のプログラムを3日目の最後に持ってきていますので、最後の最後までJANOGを楽しんでいただきたいです!
さらに通常プログラムよりも倍率が高くなってきているLTです。Lightning Talk (LT) 枠を90分用意しており、さらに後半は(今回初めての取り組みである)「オフレコLT〜ここだけの話〜」となっています。現地でしかできないような話しあいをできれば良いなと思っています。内容は当日参加してのお楽しみ・・としています。
初日も多様なプログラムを入れていますので、初日から最後までお楽しみいただけると思います!
浅:プログラムを編成する上で難しかったことを教えてください。
matsu:まずは、応募プログラム数が多かったことです。56ものプログラム応募があり、どれだけ多くのプログラムを、みなさんが楽しめる構成でつっこむかを考えてタイムテーブルを作成しました。また、スタッフの動きも考慮し、初日は1プログラムごとに休憩を挟んで、円滑な運営ができるよう考えました。
タイムテーブルのプレゼンでは初スタッフの新しい視点や、ベテランスタッフの鋭い視点もあり、プログラム決めでは接戦になりました。他の人のアイデアで良いなと思ったところもたくさんありました。今回はプログラム応募数が本当に多かったのでみんな苦労したと思います。あをによしなプログラムが多かったです!
今回は替え玉エリアもありますので、いろんな分野ごちゃまぜで話しあいができることを期待しています。
※替え玉エリア:発表プログラムが終わった後、引き続き議論が可能なスペースです。各会場の入口付近にあります。
浅:立松さんの注目のプログラムを教えてください。
matsu:AI関連プログラムが多いので、面白いと思います。また、スタッフ人気も高かった「NTT法改正」のプログラムは、JANOG53のBoFでも盛り上がったネタなので、今回も盛り上がると期待しています。
NTT法改正の裏番組になりますが、「技術的負債と向き合い、ネットワークアーキテクチャの改善とモノの管理、コスト構造の見直しに取り組んだ話」も、技術的負債と向きあうというおもしろい内容になっています。ネットワークオペレータは常に技術的負債を残していると言っても過言ではないと思っています。
個人的な趣味では、「3rd party SFP利用の光と闇」も気になります。他にも、みなさん自動化にも教育にも興味があると思うので、「自動化の教育ってどうやってますか?」も議論が盛り上がりそうです。
おもしろそうなプログラムばかりなので、時間が被ってしまった場合にはぜひアーカイブもチェックしてください。
浅:最後に、参加者の皆様へ一言お願いします。
matsu:初日から3日目の最後まで楽しめるプログラムにしたので、ぜひぜひフルで奈良を満喫してもらいたいです!
登壇者や参加者の皆様あってこそのJANOGなので、みんなで盛り上げられるようなJANOG54にしていきましょう!
