概要
JANOG50, 52 Meetingと「マンガ海賊版サイト」の現状と技術検証チームによる技術的解析の状況を共有し、会場の皆様とインターネットコミュニティー、エンジニアとしてできる貢献方法を議論してきました。その後の対策により閉鎖(テイクダウン)できた大手サイトもありますが、日本向けのサイトだけでも毎月数億アクセスがある現状を打破するには至っていません。また、海賊版サイトの運営者側も巧妙になっており、ドメインホッピングを使ってサイトを乗り換えたり、大量のドメイン名を登録して量産型サイトを構築するなど、対策をかいくぐるような手口も発生しています。
今回のJANOG54では、IGF2023で行われた議論も踏まえて「マンガ海賊版サイト」の現状と2024年1月に発生した海賊版マンガサイトの大量閉鎖について、技術的知見から発生した事象の調査結果を報告します。閉鎖前後のCDNの動きや名前解決結果の変化を元に事業者の取った行動を解説していきたいと思います。
また「CDNなしにマンガ海賊版サイトは成立し得ない」というぐらいCDNは重要なファクターです。改めてマンガ海賊版サイトにおけるCDNの使われ方と問題点を解説します。
JANOG54のテーマは「話しあいで繋ぐInternet」です。本プログラムでは私たちがエンジニアとして提案できるブロッキングではない新たな対策方法の意見を交換し、繋ぐInternetをより強固なモノにしていきたいと思います。
場所
三菱重工業ルーム (会議室 203+204)
日時
Day1 2024年7月3日(水) 15:45~16:30(45分)
発表者
公開資料
【登壇資料2】マンガ海賊版サイト動向2024 -対策状況アップデート-(高見澤)
【登壇資料3】マンガ海賊版サイト 最新動向レポート(2024夏)(宮内)
【登壇資料4】DFFTに適うインターネット資源のガバナンス(山下)
Slackチャンネル
会期中や会期終了後の議論にお使いください
#janog54-piracy-マンガ海賊版サイト動向2024-対策状況アップデート