はじめに
JANOG 55 meeting 実行委員会 企画編成委員のmatsu(立松 裕將)です。
そろそろ年の瀬、JANOG55までそろそろ1ヶ月!もーーいーくつ寝ると〜JANOG55〜(語呂が悪い)。
活発な議論の実施に向けて、実行委員と登壇者の皆様と一丸となり、着々と準備を進めているところです。
さて、このニュースレターでは、JANOG55 のプログラム構成についてご紹介しようと思います。
JANOG meetingのプログラムタイムテーブルの決め方と、最強の人
JANOG meetingのプログラムタイムテーブルは、「最強プログラム」と言われる方式を用いて決定しています。決まるまでの流れは、次のようになります。
- プログラムの募集(よく言われるところの、CFP; Call For Presentations)。
- 集まったプログラムに対して、次の観点で採点を実施。
- 技術/運用の観点で日本のネットワークオペレータにとって有益か?
- 議論のポイントが明確であるか?
- 発表/議論を通して気づきや発見を得ることができるか?
- ならではの話題で腹を割って深い情報交換や議論することができるか? ※オフレコプログラムのみ
- 採点の上位から順番に、プログラム委員がタイムテーブルを組み上げ。
- プログラム委員内にて、自分の作成したタイムテーブル以外に投票を実施し、得票点の一番高かったタイムテーブルが「最強プログラム」として決定!!
この「最強プログラム」を考えたプログラム委員のことを「最強の人」と呼びます。
本ニュースレターを執筆している 僕(matsu)は、過去に2回最強プログラムを獲得しています。
最強を2回獲得した人は今まで僕を含め3人、ここで過去の栄光を勝ち取った人たちの記録をこっそり紹介しましょう。
さてさて、今回「最強の人」となったのは、かつたか(佐藤 克賢)さん。
なんと、今回が1回目のスタッフ参加。初スタッフで「最強の人」はすごいですねぇ。。。
ではでは、今回は新参者のかつたかさんに、ぶぇてらんスタッフの私めから、辛めの最強インタビューとさせていただきましょうか・・・(ニチャァ。。。
「最強の人」かつたかさんにインタビュー!
初スタッフ参加のきっかけ!
Matsu
かつたかさん、今回は初めてのスタッフ参加ですよね。自己紹介、今までのJANOG歴と、なぜスタッフとして参加をしたのか聞いてみてもいいですか?
かつたか
はい、NTT東日本の先端テクノロジー部という部署でネットワークエンジニアをしています。
JANOGは、JANOG Meeting 53から参加しています。
初めてスタッフ活動をするにあたり、これまで外部コミュニティ活動の経験は無く、加えてネットワークエンジニアとしてのキャリアも長くないので、少し不安に感じる部分はございましたが、JANOG54ー3日目の「JANOGの裏側トークラジオ」で、あまり経験がなくてもウェルカムな雰囲気を感じ、「貴重な繋がりができた」「若手の内にやってよかった」等、スタッフ経験者の方からお話を聞き、不安が解消され今回応募させていただきました!
Matsu
お、そうなんですね!やっぱり初スタッフ参加は緊張しますもんね。ちなみに今回もDay2に『若者よ、ランチ会へ55(GO!GO!)』というランチ企画が計画されています。
まだスタッフやったことない、でも興味がある!という方は参加いただけると嬉しいですね。IETFにも参加したりは考えているのですか?
かつたか
ちょうど先日開催されたIETF121をリモートで聴講してました!draftを書いて現地で議論するというのが中期的な目標です!
Matsu
(むむ、、強さを感じる!)
今回の最強プログラムの見どころ
Matsu
今回は初めて「オフレコプログラム」枠があったこともあり、プログラムを作成するレギュレーションも複雑だったと思います。作成にあたり苦労したポイントや、決定にあたりポリシーなどがあったら教えてください!
かつたか
このようなプログラム作成を行うのは初めての経験だったので、まず何から手を付けて良いのか分からず苦労しました。
どのようなプログラムにしたいか自問自答し、当たり前のことではありますが、参加者による議論が盛り上がり、尚且つ最初から最後まで滞り無く運営ができるようにしたいと思い、過去のJANOGのプログラムを参考にさせていただいたり、今回のJANOGにおいて参加者やスタッフがどのように動くかをイメージしたりすることで、以下のポリシーを満たすのが望ましいと考えました。
①通常プログラムとオフレコプログラムを同一の日且つ同一の部屋には混ぜない(※運営リスクの回避のため)
②オフレコ加点を含まない順位でTOP10はそれぞれ別時間帯で実施する(※特にオススメのプログラムを聴いてもらうため)
③近いカテゴリのプログラムは同じ時間帯でなるべく被らないようにする
④近いカテゴリのプログラムは連続する時間帯で実施する
Matsu
おぉ、、(過去を振り返り、今回のプログラムの特性に応じてここまでこだわるとは、こやつ、やりおる・・・!)
かつたかさんの「推しプログラム」!
Matsu
次に、かつたかさんの目線から、これオススメ!というプログラムがあったら教えてください!
かつたか
そうですね…魅力的なプログラムが多いのでなかなか申し上げるのが難しいですが、
特に初日の「AI/ML基盤におけるGPU間ネットワークの負荷と性能影響を探る」と最終日の「おいでやすNOCはん!〜なんぎな故障もはんなり解決。その知見を集めて運用の新たな未来を紡ぐ〜」はオススメしたいです!
Matsu
(むむ!最強の男に推されておる!これは照れるなぁ。。。)
JANOG Meeting 55 の参加者の方に一言!!
Matsu
最後に、かつたかさんから、JANOG Meeting 55 の参加者の方に一言お願いします!!
かつたか
3日間みんなで楽しくワイワイ議論しましょう!京都でお待ちしております!
Matsu
うひゃー!いい話を聞きました!最強プログラムの未来は明るい!ヤーラーレーター
最強の座は奪われましたが、今回も楽しい議論が期待できそうです。それではまた!