Day1 (2024年7月3日(水)) 15:45~16:30に三菱重工業ルーム(会議室 203+204)で開催される「マンガ海賊版サイト動向2024 -対策状況アップデート-」の発表者のみなさんに、本プログラムについてのお話を伺いました。

応募したきっかけ
JANOG50 Meeting(マンガ海賊版サイトの技術要素と対策法)、JANOG52 Meeting(マンガ海賊版サイト対策フォローアップ(最新情報アップデート2023))と「マンガ海賊版サイト」の現状と技術検証チームによる技術的解析の状況を共有し、会場の皆様とインターネットコミュニティー、エンジニアとしてできる貢献方法を議論してきましたが、なかなか、日本向けのサイトだけでも毎月数億アクセスがある現状を打破するには至っていません。
JANOGというネットワークエンジニアが一堂に会する会において、私たちがエンジニアとして提案できるブロッキングではない新たな対策方法について意見交換、議論をしたいと思い応募しました。
アピールポイント、議論したいこと
海賊版サイトの運営者側も巧妙になっており、ドメインホッピングを使ってサイトを乗り換えたり、大量のドメイン名を登録して量産型サイトを構築するなど、対策をかいくぐるような手口も発生しています。
今回のJANOG54では、IGF2023で行われた議論も踏まえて「マンガ海賊版サイト」の現状と2024年1月に発生した海賊版マンガサイトの大量閉鎖について、技術的知見から発生した事象の調査結果を報告します。また閉鎖前後のCDNの動きや名前解決結果の変化を元に事業者の取った行動を解説していきたいと思います。
JANOG54の参加者への期待
マンガ海賊版サイトについては、インターネットにかかわる方々に自分事として考えていただきたいと思っています。対策についても会場の方々と活発な意見交換ができればと考えています。
また、身元確認について、会場のクラウド事業者やISPの方々がどのような工夫をされているのか、例をお話いただけるとより深い議論ができるのではないかと思います。