ライトニングトーク募集

JANOG55 のライトニングトーク募集は終了致しました。たくさんのご応募ありがとうございました。

ライトニングトーク (LT) とは、数名の発表者の方に、5分間の短いプレゼンテーションを入れ替わり立ち替わり発表いただくプログラムです。
質疑応答なし、5分の持ち時間でプレゼンテーションやデモを行っていただく発表形式です。

みなさまのご応募・ご参加をスタッフ一同、心よりお待ちしております。

開催概要

日時:2025年 1月24日 (金) 13:30 – 14:15
会場:第3展示場B (仮)

持ち時間:5分/LT
登壇人数:1人/LT (通訳を除く)

発表内容:指定なし。ただし JApan Network Operators’ Group Policy に基づき、営業活動を目的とした発表はできません。
発表方法:会場での現地登壇。資料投影に使う PC 端末をご持参ください。
発表言語:日本語
※日本語以外での発表の場合は、応募者側で日本語への通訳をお願いいたします。

オンライン配信:本プログラムはライブストリーミング配信、および本会議終了後のアーカイブ配信が予定されています

募集要項

募集・採用期間

募集開始:2024年12月 6日 (金) 12:00 [JST]
募集終了:2024年12月20日 (金) 23:59 [JST]

採用数:最大 8枠
採用通知:2024年12月23日 (月)までに、応募者宛に電子メールにてお知らせします。

期間中は先着順に選考を行います。採用上限に達した場合、募集は早期終了します。

選考方法

次の3つの観点について、5名の審査員がそれぞれ15点満点で採点を行います。

  • 有益性:技術/運用の観点で日本のネットワークオペレータにとって有益か? (5点)
  • 新発見:発表を通して新しい発見を得ることが期待できるか? (5点)
  • インパクト:この発表をすることで業界に色々な意味で影響を与えることが出来るか? (5点)

各審査項目の平均点が採用基準を超えると、即時採用となります。

審査員

  • 齋藤 脩愉 (プログラム委員)
  • 佐藤 克賢 (プログラム委員)
  • 高橋 翔 (プログラム委員)
  • 土屋 師子生 (プログラム委員)
  • 中野 龍 (プログラム委員)

※審査員が応募した場合は、審査員自身は採点できないものとします

応募方法

JANOG55 のライトニングトーク募集は終了致しました。たくさんのご応募ありがとうございました。

留意事項

その他、ご不明な点がございましたら meeting-55[at]janog.gr.jp までお問い合わせください。

採用プログラム

Why ROV? RPKI Deployment Status in Japan

発表者


塩沢 啓(JPNIC)

応募者:シェーン・ハーモソ(APNIC)

発表概要

Japan has made significant strides in RPKI deployment, with a high level of ROA coverage. This ensures that the origin of routes is authenticated, reducing the risk of route hijacking and other malicious activities. However, the adoption of Route Origin Validation (ROV) remains relatively low. ROV is a crucial step in leveraging RPKI’s full potential, as it enables routers to enforce RPKI information and block invalid routes. By increasing ROV deployment, Japan can further strengthen its network security posture and safeguard its digital infrastructure.

応募資料

Why ROV? RPKI Deployment Status in Japan

採点結果

有益性: 22 平均4.4
新発見: 20 平均4.0
インパクト: 18 平均 3.6
———
Total: 60点 平均 4.0

失敗から思い知るITU Gridと未来の光伝送

発表者

加藤 良輔(株式会社ブロードバンドタワー)

発表概要

昨今、光ファイバ取り扱いや長距離の光伝送技術が回線事業者だけではなく、IPバックボーンのオペレータにも注目され始め、JANOGでもレイヤ1寄りの光デバイス・トランシーバ関連の発表をよく見かけるようになりました。その中でも400G-ZR/ZR+はIP装置と伝送装置を融合した運用 (IPoDWDM: IP over DWDM) が出来るという事で、特に注目されている技術であり、ここ数回のJANOGご参加のJANOGer皆様にとっても記憶に新しいトピックかと思います。

さて、400G-ZR/ZR+を現場で見かけ始めている現在ですが、長距離伝送の光技術はなおも変わらず進化しており、例えば、現在OIFなどでは800G-ZRなどが検討されています。この800G-ZRは実は光技術の転換期であるように見え (※加藤観測) 、これまでのIPoDWDM光伝送網の根柢が覆る可能性があります。具体的には光の波長の取り扱い方が根本的に変わってくるところで、既設の伝送網側でも注意しなくてはならない事が出てきました。

今回は現在IPoDWDMで主流となりつつある400G-ZR/ZR+を例に光波長の基礎を抑えつつ、体験した失敗談を含めて、現在の技術と今後の光技術を可能な限りコンパクトに詰めてお話しします。

・ ITU Gridの基礎
・ 400G-ZR時代の光伝送
・ 400G-ZR+伝送網構築失敗談
・ 800G-ZR (ならびにそれ以降) の光伝送はどうなる?

応募資料

失敗から思い知るITU Gridと未来の光伝送

採点結果

有益性: 19 平均3.8
新発見: 19 平均3.8
インパクト: 20 平均 4.0
———
Total: 58点 平均 3.9

IaaSの裏側でWebAPIを備えていないNW機器にどう設定を入れるか

発表者

山口 将平(富士通株式会社)

発表概要

IaaSで提供するネットワークサービスの開発運用体制の変遷を紹介しつつ、サービスの実現する際にWebAPIを備えていないNW機器に対する設定の入れ方の課題感と改善案の共有、改善案を実現するために開発したソフトウェアのデモと展望を共有します。

応募資料

IaaSの裏側でWebAPIを備えていないNW機器にどう設定を入れるか

採点結果

有益性: 20 平均4.0
新発見: 16 平均3.2
インパクト: 21 平均 4.2
———
Total: 57点 平均 3.8

よかれと思ってNW機器の4重化構成やってみた

発表者

石神 美穂(株式会社NTTドコモ)

発表概要

ドコモではネットワーク機器について従来2重化構成をとってきましたが、片系が故障した際は即時の駆けつけ対応が必要になります。

近年では現地保守要員の配置が難しいエリアもあることや、品質を満たす比較的安価な汎用製品が登場したことを受けて、故障時の即時駆けつけ対応をなくし計画的に故障対応するために、4重化構成をとる箇所もあります。
本発表では実際に4重化構成を実施して良かったこと、悪かったことを共有します。

応募資料

よかれと思ってNW機器の4重化構成やってみた(石神)

採点結果

有益性: 20 平均4.0
新発見: 17 平均3.4
インパクト: 19 平均 3.8
———
Total: 56点 平均 3.7

Linear Pluggable Optics/LPO is Coming

発表者

森 和行(株式会社サイフィックスTRC)

発表概要

AIデータセンターの電力問題が顕在化する中、低消費電力、低価格の光トランシーバとして注目を集めるLinear Pluggable Optics/LPOがいよいよ実用化の時期を迎えている。LPOとは何かを解説するとともに、サンプル評価から、LPOがAIデータセンターに向けに有用であることを明らかにする。

応募資料

Linear Pluggable Optics/LPO is Coming(森)

採点結果

有益性: 20 平均4.0
新発見: 16 平均3.2
インパクト: 19 平均 3.8
———
Total: 55点 平均 3.7

未知の不具合に挑む:自律型ネットワークにおけるロングテール問題への対策

発表者

仲松 匠(KDDI株式会社)

発表概要

自律型ネットワークにおけるロングテール問題――すなわち「発生頻度は極めて低いが、発生時には深刻な影響をもたらす未知・想定外の事象への自律的対処手法」への対策を検討した。従来は人手による個別対応が必須であったこれらのイベントに対し、LLMを活用したマルチエージェント合議プロセスによって動的に対処方針を生成し、そのまま自律的に対処まで行うアプローチを提案する。本発表では、デモを交えて対策を示し、自律型ネットワーク実現に向けた具体的な実装に関する議論の活性化に貢献したい。

応募資料

未知の不具合に挑む:自律型ネットワークにおけるロングテール問題への対策(仲松)

採点結果

有益性: 19 平均3.8
新発見: 18 平均3.6
インパクト: 17 平均 3.4
———
Total: 54点 平均 3.6

経済安全保障推進法の届出が意外と大変だった件

発表者

清水 和人(株式会社NTTドコモ)

発表概要

経済安全保障推進法に基づき2024年5月から、固定電話や5Gを提供する通信事業者は、設備を導入したり、維持管理業務を外部委託する際に、サプライヤや委託先の情報を総務省に提出し審査を受けることが必須となりました。
制度開始から半年経過し、どんな苦労があったか、またこの法令・届出が事業にどんな影響を与えるのか、を事例を交えて紹介します

応募資料

経済安全保障推進法の届出が意外と大変だった件(清水)

採点結果

有益性: 18 平均3.6
新発見: 18 平均3.6
インパクト: 17 平均 3.4
———
Total: 53点 平均 3.5

DDoS 2024-2025

発表者

石井 俊行(ノキアソリューションズアンドネットワークス合同会社)

発表概要

DDoSは規模が大きくなるだけでなく、新しいDDoS手法が出てきています。検出も難しくなってきているため、通常なトラフィックに見えているが、実際はDDoSということもあります。そもそもDDoSなのかわからないという状況も生じています。そこで2024年に観測されたDDoS攻撃について世界中のオペレータより集めた情報などを元に調査した結果、傾向について共有します。また2025年以降これらDDoS攻撃手法に対しどうすれば対応できるのか考察します。

応募資料

DDoS 2024-2025(石井)

採点結果

有益性: 20 平均4.0
新発見: 17 平均3.4
インパクト: 15 平均 3.0
———
Total: 52点 平均 3.5


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