







■ 「トラフィックデータ取れるんです 」 を聞く前に ■
最近、xSP ネットワーク運用者の中でホットな話題の1つだったりする xFlow (NetFlow とか sFlow などの Flow テクノロジの総称とします) ですが、1/26 の午後にある "トラフィックデータ取れるんです - 高精度データ収集編" では、どのような発表内容になるのでしょうか。
http://www.janog.gr.jp/meeting/janog19/2006/10/post_25.html
発表概要を見ると、sampled xFlow と non-sampled xFlow と言う言葉が出てきますが。。。
• いったい sampled / non-sampled って?
もし、トラフィック観測をしたい部分に流れる全パケットの xFlow データを取得しようとする場合、エクスポータと呼ばれる xFlow データを出力するネットワーク機器 (ルータとかスイッチとか) の高負荷や、コレクターと呼ばれる xFlow データを収集する装置の高負荷の問題が発生します。
そこで、上記にある問題の一般的な解決策のひとつとして、全パケットのうちの "何分の1" を部分的に抽出してデータ取得をすると言う手法があり、その手法をサンプリングと言います。
で、そのサンプリングをした xFlow データ取得を sampled xFlow と呼び、サンプリングをしない xFlow データ取得を non-sampled xFlow と呼んでいます。
この発表では、実行する事がなかなか難しい non-sampled xFlow を実際にやってみた結果を見る事が出来るのではないでしょうか。
とにかく、一番最初にも書きましたが、現在、いろいろなところで、この xFlow の事は議論されています。
前回の JANOG18 では、地方 ISP のトラフィック分析ネタがありました。
• http://www.janog.gr.jp/meeting/janog18/program-abstract.html#P6
IRS Workshop でも、xFlow の今後の動向に関する発表がありました。
• http://www.bugest.net/irs/docs_20060922/
今年の Internet Week 2006 では、xFlow Operators' BoF が開かれます。
• https://internetweek.smartseminar.jp/public/session/view/46
上のリンクをたどると現在の xFlow についての予習が出来ますので、事前知識のしこみ場所としてはとても有効ではないでしょうか。
当日をお楽しみに!
ではでは。


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